肥満と新型コロナの関係性
ノースカロライナ大学チャペルヒル校の研究によると、BMI(ボディマス指数)が30以上の肥満の人は、新型コロナウィルスで入院する可能性が113%も高く、死亡のリスクも48%高いそうです。
※BMI(ボディマス指数)とは、体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表す体格指数
◾️BMIの計算方法
体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
(例)身長160cm、体重60kgの人の場合
60(kg)÷1.6(m)÷1.6(m)=23.4(㎏/m2)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、この数値が25以上で肥満、30以上で高度肥満にあたるそうです。
入院リスクが2倍
死亡リスクが1.5倍
肥満と新型コロナは切り離せない問題かもしれません。
医療機関の報告からも、アメリカの新型コロナウイルスの重症患者には、肥満や心臓病、糖尿病などの基礎疾患のある人が多いことが分かっています。
米国疾病予防管理センター(CDC)の報告では、肥満率がそれぞれ
- 黒人 (49.6%)
- ヒスパニック系 (44.8%)
- 白人 (42.2%)
- アジア人 (17.4%)
となっていて、人種によって大きく異なります。
アメリカノースカロライナ大学の栄養学の研究を主導したバリー・ポプキン教授は、肥満が引き起こす新型コロナウイルスのリスクは、想像よりもずっと大きかったと語られています。
欧米で今も新型コロナがアジアの比にならないほどの猛威をふるっているのは、これら肥満からくる諸問題が根源にあるのかも?しれません。
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