風邪、インフルエンザ予防のカギは睡眠の質と量
最近、患者さまの中に「休みの間に風邪を引いちゃった」という方がいらっしゃいました。お出かけもせず、ゆっくり寝ていた週末だったそうです。
そこで、風邪を引きやすい状況を調べてみました。出てきたのが睡眠評価研究機構 代表の白川修一郎さんによるお話。
白川さんによると、睡眠中こそが風邪をひきやすくなる時だそうです。
朝の起床直後に「なんか、のどが痛いな」「熱っぽいな」「体がだるい」と風邪をひいたことを自覚する経験、私もありますが、それは決して気のせいではないそうで。。
- 睡眠中は免疫機能の中心的役割を担うマクロファージなどの免疫細胞も活発に働けず、唾液の分泌も少なくなる
- 鼻やのどの粘膜が乾くとウイルスに対する抵抗力が落ちる
という要因からでした。意識がないときに、どうしたらいいんでしょう。。
「もっとも重要なのは質と、適切な量の睡眠を取ること」と白川さんはおっしゃっていますが、研究でも睡眠の質や量が低下すると免疫力も落ちてしまうことが分かっているそうです。
5万6953人の女性を対象にした調査データがあります。睡眠時間と風邪をこじらせ、肺炎になるリスクの関係を調べたものです。
- 睡眠時間が8時間の人に比べて、5時間以下の人は1.39倍
- 睡眠時間が9時間以上の人は1.38倍
このように、肺炎になるリスクが高いことが分かったそうです。
睡眠が長くても良くなく、長く眠りすぎると、多くは中途覚醒や浅い睡眠が増えて、睡眠の質が悪くなるからだそうです。
あとは、睡眠の質の大切さを調べるこんなデータもありました。
21~55歳のアメリカ人153人の鼻の粘膜にライノウイルス(風邪のウイルス)を付着させ、2週間で何人が発症するかを調べたそうです。
※自分だったらイヤやなー、、笑
中途覚醒が睡眠時間の8%以上を占めた人たちは、2%以下の人たちに比べて発症の危険率が5.2倍だったというものです。
ゆがみなおし整体では体液(血液、リンパ液、脳脊髄液)の循環を促進させ、免疫力の向上にも繋げていますが、やはり普段の生活習慣こそが何より重要です。
日々の睡眠の7〜8時間確保、皆さんも意識してみてください。
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